昔のこと
二十代の頃のことを、年賀状がきっかけで、思い出した。
エレクトーンプレイヤーをしていたころは、毎日、jazz喫茶に出入りしていた。
その店がまだやっていた。
朝の4時までいた。
家庭のある客は、家に帰って行ったが、アパートに一人で暮らしていたから、帰る気がなくて、気楽な生活だった。
あの頃の、生活感のなさは、今も、さほどかわらないか?
しかし、現在は、荷物が重い。
二十代の頃は、怖いもの知らずで、無鉄砲だったし、一途だった。誰にも理解されないのが、かなしかったし、でも、自分が、信ずる道を行った。