日の名残り
カズオイシグロの小説とは知らずにみた、日の名残りは、英国貴族のやかたで、執事として働いた男性が、語る物語だった。
執事は、自分の仕事に集中するために、来客との、旦那様との、話は、聞かないようにしてきた。
それは、仕事柄、必要だったにちがいない。
外交問題を、決める会議が、開かれたりしていたから、執事が、自分の意見等を、述べる場所ではないと。
ドイツに親しいご主人は、戦後、良く思われなくて、訴えられたりもした。
執事にとっては、、ご主人が何をしようが、批判的なことなんて 言えない。
節度をもって、感情を押さえて執事をしてきた。
アンソニーホプキンスが、執事役を、好演していた。
やがて、主が、アメリカの、政治家へと、かわる。
外出したことのない、執事が、外にでた。
その時の、人との交流は、欺瞞的で、ちょっと驚いた。
やはり、執事は、、自分が、有名人を知っていると、ひとには、吹聴した。
自身の意見があるかのように、人びとには、はなしたが、それは、嘘だ。
嘘ついたことは、咎めたので謝罪したが、執事役の、うっくつしたかんじが、よく、でていて、おかしかった。
彼ではなくても、私もやりかねない危うさ。
知らない人たちには、何を言うか?
見栄とも呼ぶ だれでもやりそうな、醜いところを、うまく描いていた。
それにしても、オークションで、ずっと、てを挙げて、最高で、落札した、新しいオーナー。
お金持ちはいいね。
好きなものが、手に入って。